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  プータローに近い生活をしていた私は、
 一応、学生でもあった。


  ほとんど学校には行ってないが、それでも心に残る授業というものもある。

 フランス文化という一般教養の講義で
 その担当の教授がかなり異質のおもしろい先生であった。

  私はフランス文化を理由があって選択したのではなく、
 授業の組み合わせから自然発生的に偶然に選択した。

  ほとんど学校に行かないのだが
  たまたま、第1回のフランス文化の講義に出席した。

 担当の教授は不在で助手のような人が本格的な映写機を設置していた。
 教室に暗幕をして、教室がちょっとした映画館のようになった。


  そして何の説明もなく、「安寿と厨子王」のアニメが放映された。

 なんで、フランス文化の授業で「安寿と厨子王」なのだ。

 しかも、アニメ。

 しかも、教授は不在だ。

  しかし、映画を見ているとこのアニメはかなり完成度が高くて
 物語に引き込まれていったのを覚えている。

  極悪な山椒大夫。可憐な安寿姫。けなげな厨子王。
 過酷な労働と折檻を受けて盲目になってしまった母上様。
 安寿姫は白鳥になって厨司王に会いに来た。


  映画は感動のうちに終了して、
 白いスクリーンに白い光だけが反転していたら、

  そのスクリーンの中に、黄金バットのような人影が現れて、
 これもまた黄金バットさながらの高笑いをしながら
 江頭2:50のように中年の男がスクリーンの後ろから飛び出して来た。

  前の席にいた女子が悲鳴をあげた。

  この男にとってその悲鳴がかなりおもしろかったらしく、
 この江頭風の中年男はベルクカッセのように
 高音で笑った。
 
  よっぽど、ツボにハマったのか
 この江頭は2分くらいは、大笑いしていた。


  そして、ピッタと笑うのを止めて
 「安寿と厨子王」のとても高尚な解説を突然、怒涛のごとくした。

 この江頭のような人は巖谷國士だった。


  友達に聞いたら、猥褻か芸術かでサドマゾ裁判をしている人だと教えてもらった。
 校内ですれ違ったら、私のような田舎者から見ても
 たいそう上等なスーツを着ていた。

  近くで見るとカナブンか黄金虫のようにそのスーツの生地は光沢で輝いていた。
 そして胸には、秘密結社のバッジをし、微妙な濃度のサングラスをしていた。

  髪は長髪で、女子学生の髪よりもツヤが良かった。

 あきらかに、カタギの風貌ではなかった。

  右翼の親分か新進気鋭の個性派の俳優のようであった。
  

  サドマゾ裁判で、秘密結社のバッジとか
 私は彼を過激な変態なのかと想像したら、

  異様な風貌とは裏腹に、学生の評判はかなりよかった。


  学生とフランクにつき合うし、面倒見が良いとの事で
 青山、シロガネなどの有名なレストランに連れってもらった
 人もかなりいた。
 

  風貌と実際の先生のギャップが大きくて、
 実際には、かなり趣味の良い温厚な紳士とのことだった。


 先生の略歴

 1943年、東京都港区高輪に生まれる。国文学者・巖谷榮二の長男で、祖父はメルヘン作家・児童文学者の巖谷小波(季雄)、曾祖父は書家・医師・貴族院議員の巖谷一六(脩)。叔父に最高裁長官の藤林益三、文芸評論家の巌谷大四、従兄に国立第二病院長の泉周雄、英文学者で東大名誉教授の橋口稔、母方の叔父に渡米した画家・彫刻家の吉村二三生がいる。

 確かに学校には徒歩で通勤していたので、学校の近くに家があるのだと思った。


  フランス文化は出席も取らない授業であったが、
 私はめずらしく出席したと思う。

  この授業は全然関係ない学部の生徒が、自由に参加していた。

 アベックがデートとして使うケースも多かったと思う。

 かなり珍しい映画が放映されることもあるからで、
 暗幕をした暗い教室でカップルが肩を抱き合って映画を見ていた。

  映画が終わると、先生が飛び出して来るのではないかと緊張したが
 そのまま終わる事もあり、

  そこにもスリルがあった。

  先生も講義に出ない日もあり、
 それはまったく予想出来ない。
 

  フランス文化の最終講義。


  この日は映画の放映はなかった。
  
  めずらしく、普通にレポート提出の件を事務的に話した。

  原稿用紙で5枚のレポートを提出してください。
  おとぎ話をひとつ創ってほしい。

  自分のオリジナルのおとぎ話を創作してください。
 

  おもしろかったら出版社の編集者に紹介する。

   それで先生は、4年前の学生が提出したレポートを朗読した。


   最後に彼女の名前を言ったのだが、

  けっこう近頃、話題の作家だった。


  この人って、先輩だったんだと思った。


  私はこの5枚レポートを卒論よりも、気合を入れて書いた。
 しかし、残念ながら編集者には紹介されなかった。

  でも、このフランス文化の講義はおもしろかったと思う。


 「シンデレラ」の映画を見たのだが、
 かなりレアなフランス映画で、もう一度見たいと思っている。








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